2018年05月16日
「ヤゴ救出作戦」活動に理事も参加講師はビジターセンター所長の細田先生、児童たちは細田先生の説明を聞いた後、ひざ下まで水を抜いた清掃前のプールに入った。 タモでプール底に溜まったヘドロをすくい上げ、その中にいるヤゴを探した。 ヤゴの体長は1、5㎝〜2㎝ほど、色は薄茶色で半透明、初めての体験の児童にとっては少々根気のいる作業となったが1匹見つけるごとに歓声を上げていた。
今日採集したヤゴはシオカラトンボとアカトンボのヤゴで向笠小学校は9匹、田原小学校は55匹。 細田先生から「大きいヤゴはもうすぐ羽化するから、入れ物に棒などを立てて、水中から上がれるようにしてやるといいよ。」というアドバイスがあった。 終わりの挨拶後、児童たちはヤゴや餌となるアカムシが入った入れ物を大事そうにかかえて教室に向かった。
例年行っている向笠小学校のヤゴの減少は驚きであった。 一方、田原小学校は思いの他多くほっとした。 周囲の景色は変わらないように見えてもトンボにとって何らかの環境の変化があったのだろう。 貴重な自然環境を保護していくにはこういった地道な調査を続けていくことが大切であると感じた。 また、児童たちがトンボの舞う地域を大切に守り続けてくれる青年に成長してくれることを願いたい。
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・左:ヤゴ 右:ヤゴの餌 アカムシ
・「底を救うんだよ。」細田先生のお話
・プールの底をさらい探す田原小3年生
・最後まで真剣に探す向笠小3年生男児