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2017年04月29日

自然環境地域遺産に関わる活動「ケナフで緑のカーテンを作ろう」

4月29日(土)、東海道見付宿で、いわた大祭りが開催されました。10時30分のパレードに始まって、昼には遠州大名行列、夕方は舞車おどり、夜は舞車の引き合わせで多くの市民でにぎわいました。 私たち、磐田ユネスコ協会は、自然環境保護活動の一環として、「ケナフで、緑のカーテンを作ろう」と呼びかけました。会員が育てた250鉢の苗や育て方解説書付きの種を、祭りでにぎわう市民に無料で配りました。また、環境に優しい「アクリルたわし」や「ハギレ布で作ったティッシュケース」などを紹介しました。

ケナフとは、麻のことで、エジプトのミイラを包んだ布も麻でした。麻には種類が多く、ケナフは紅麻ともいわれるものです。光合成が活発で、成長が早く、半年で4m以上になります。一般の広葉樹が7年かかるところを、半年で大きくなります。桜やセンダンも成長が速いですが幹が数センチになるのに数年かかります。20℃以上になると発芽し、夏には一日に4cm伸びます。10月までは花が咲き、緑の葉が茂り、エコカーテンにはちょうど良いのです。

花は草木染の材料になり、茎は木工工芸品、表皮の繊維は簡単に紙漉きの材料になります。無駄なく使え、「大きくなったらどうするの」と思った人が、活用を考えれば有効活用は無尽蔵です。繊維はロープになり、チップは肥料に、茎は炭にしても吸湿や臭い消し効果抜群です。花は一日花なので、集めて乾燥させ、草木染を楽しみましょう。

ハイビスカスや綿や芙蓉、綿花、ハマボウやオクラと花が似ているのは、すべて学名がハイビスカス属で、仲間だからです。地球温暖化の主原因と言われる二酸化炭素を吸って、酸素を作ってもらい、空気をきれいにしましょう。

また、青年部は6月4日の午前9時から赤松邸に集合して実施する「ぶらり地域遺産の旅」の募集チラシを配りました。


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